AI (人工知能)の時代(ホワイトカラーの人たちの仕事は AI に置き換 (か)わる。 バス、タクシー、トラックなどから自動運転車になる。 AI のハード、ソフト、メンテナンス関係の人の需要が多くなる。教育の変化、 機械学習、Deep learning)

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「AI 時代へ」

力仕事は重機がやって
定形仕事は計算機
今度は AI 判断までも


 <はじめに>
 人工知能 (AI)に関する情報が増えています。 人工知能は多くの経験的なデータから取るべき判断を導き出します。 機械学習、Deep learning などの技術革新がありました。 AI は Artificial (人工の) Intelligence (知能、認識・推論・学習などの能力。) の略です。
 囲碁 (いご)で世界的な実力の人を、Googleが作った計算機の人工知能が打ち負 (ま)かしました。 このニュースは世界の人達に衝撃を与えました。 しかもこの人工知能を開発した人は囲碁についての知識はほとんどありませんでした。 人工知能が今までの多くの囲碁の対戦を記憶して学習し、良い手を打ったのです。 今までの多くの対戦は人対人、あるいはコンピューター対コンピューター、人対コンピューターです。
 これと同じように銀行が融資するときに、その相手が融資しても大丈夫 (だいじょうぶ)かどうかを AI (人工知能)が判断することができます。 人がこれを判断するより、人工知能 (コンピューター)が判断した方がより正確になったとき、銀行は大きく変化することでしょう。 スマホ決済 (けっさい、QRコード決済)が始まっていますが、スマートフォンで決済すれば銀行の支店でお金を下 (お)ろす必要はありません。 QR コードは一次元のバーコードを二次元化したものです。 国内の会社が開発しました。 カードを使う場合に比べて、商店などは 印刷したQRコードを置いておけば決済の機器は無くても OK です。 また、クレジットカード会社に商店が払う多めの費用もかかりません。 それで小規模商店などでも導入可能です。 この結果、銀行の支店の数が大幅に少なくなるでしょう。 リストラです。 地方銀行の統廃合も一段と加速されるでしょう。 クレジットカード決済のときは、商品を買う時と銀行から引き出す時の時間差があるので、客の銀行口座に十分なお金があるかどうかはクレジットカード会社にはそのときは分かりません。 それでクレジットカード会社にはリスクが生 (しょう)じます。 そのためクレジットカードを作るときに客の信用調査があります。 またそのリスクのため商店は多めの費用をクレジットカード会社に払 (はら)う様 (よう)になっています。 ところがスマホ決済 (QRコード決済)のときは物を買うときにすぐに客の銀行口座に残金があるかどうかが分かります。 そのためスマホ決済の会社にはリスクがありません。 そのため商店からの多めの費用は生 (しょう)じません。 これがスマホ決済の有利なところです。 スマホ決済の会社はたいてい自分のところで銀行を持っています。 中国ではすでにスマホ決済は広く使われています。
 電子機器の進歩は大きく影響します。 インターネットが新聞や本などの売り上げに相当に影響を与えています。 若い人などでインターネットでニュースを読んで、新聞を購入していない人たちがかなりの割合でいます。 国内で、新聞の発行部数はこの10年間で約1000万部減りました (2019年現在)。 この減少はこれからさらに加速されると思われます。 新聞社の数も少なくなっていくでしょう。 以前は家庭にも大きな百科事典がありました。 今はインターネットで検索するとすぐ結果が得られデータも新しいので、百科事典は無 (な)くなりました。
 昭和30年頃 (ごろ)、道路工事はツルハシ、スコップ、畚 (もっこ)などを人力で使って行われていました。 それが今はショベルカー、舗装 (ほそう)する機械などになっています。 それに伴 (ともな)って工事に関わる人数も少なくなりました。 工事期間も短くなりました。 人工知能とGPSや5Gを組み合わせて、これからは無人のショベルカーなどが道路工事などを行うようになるでしょう。 農業も昔は鍬 (くわ)や犁 (すき)などを使って人や牛、馬が作業しました。 今はほとんどトラクターなどの農機具が使われています。 将来はGPSとAIを用いて自動運転の農機具が農作業を行うようになるでしょう。
 人工知能による自動車の自動運転が実用化されれば、はじめにバスやタクシー、宅配便などの運送業の車から、運転手がいらなくなリます。 いずれは人が運転するより自動運転の方が事故が少なくなるでしょう。 人件費が少なくなって、バス路線も維持しやすくなり人口が少ない地域でもバスが使えるでしょう。
 生産現場では、腕時計やスマートフォンなどの小さい部品の組み立ては、人の手で行 (おこな)われています。 将来は細かい作業ができるロボットが組み立てるようになるでしょう。 最近は老眼の人などが用いる遠近両用メガネの複雑なレンズの設計に AI が使われています。 AI を設計に用いることによって、近い所、中間距離の所、遠い所のそれぞれの視野を広くすることができ遠近両用メガネが使いやすくなります。
 株価予想は今でも計算機が行っています。 リーマンショックのときの株価大暴落は残念ながら最新のコンピューター予測でも予測できませんでした。 人工知能の進歩でより正確な予測ができるようになるでしょう。
 会社や役所などのホワイトカラーの人たちの仕事は AI に置き換 (か)わると思われます。 机の前に座 (すわ)って仕事をしている人たちがホワイトカラーの人たちです。 アメリカでは弁護士の補助仕事をしている人たちは、すでに AI に置き換わっています。
 AI 兵器とは無人の移動手段を持った兵器で AI が敵か味方かを判別して、自動で敵を攻撃するものなどです。 アメリカではもう実用化されているようです。 これは味方の人的被害を最小にする目的で使用されます。

 <AI の進歩>
 ハード面では AI チップが進歩して、手軽に AI が使えるようになるでしょう。 スマートフォンの内部にも AI チップが搭載 (とうさい)されるようになっています。 小学校でプログラミングの学習が行われ、将来有能な AI 関係のプログラマーが育っていくでしょう。 AI のハード関係の人、ソフト関係の人、メンテナンス関係の人の需要が増えるでしょう。 教育も AI の進歩とともに、変化する必要があると思います。

 <AI の成果を見届けたい>
 AI による将来の生活・仕事などの変化がいろいろ予想されています。 たとえばホワイトカラーの人たちの仕事は AI に置き換 (か)わると言われています。 長生きしてこの変化を実際に見てみたいと思っています。
 ロボットが始まった頃 (ころ)、ロボットに仕事を奪 (うば)われるという見方もありました。 しかし、結果はそれほど心配することにはなっていません。 AI の場合はどのようになるのでしょうか。


LINK

「宮崎観光情報、山「観光地 in 宮崎」 by 南陽彰悟[橋詩人]

「宮崎観光」と「宮崎の山」、写真 by 南陽彰悟[橋詩人]

「宮崎 見どころ(観光) 行き所(山など)」、写真 by 南陽彰悟[橋詩人]

「宮崎 観光スポット 山」、写真 by 南陽彰悟[橋詩人]

「筑波山」と「筑波山登山コース」 by 南陽彰悟



by 南陽彰悟 (NANYO Shogo)